5月の読書会・・・詩人 長田 弘氏を偲んで

 


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 と始まる 『世界は1冊の本』を書かれた

 詩人 長田弘氏が 5月3日 75歳で黄泉の国に旅立たれました。

 

 5月の読書会は いつも参加される方たちが 急に ご都合が悪くなったりで

 二人だけの 読書会になりました。

 

 というわけで 長田弘氏の詩集や エッセイ集のことを 

 じっくり のんびり 語りあいました。

 

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 なつかしい時間」  長田弘:著 岩波書店:刊

 

   言葉、風景、人たち、本・・・。

   この国の未来にむかって失われてはいけない大切なもの、

   20世紀の終わりから、21世紀へ。そして3・11へという

   時代に立ち会いつつ、再生を求めて、みずからの詩とともに、

   NHKテレビ「視点・論点」で語った17年の集成。

   51のお話がありますが、少し ご紹介・・・ 

   

   《50年目のラウレター》

    は、奥様への悼辞に代えて…というラブレターです。

    大学の同級生で、最後までもっともよき友人だったという奥様。

    読んでいて胸がいっぱいになりました。

 

   《言葉はコミュニケーションの礎》

    は、「たくみな」という言葉があります。

    という書き出しで始まり、

    「言葉にならない」というような、役にも立たないけれど

    大切な言葉があります。と。

   

    なるほど、なるほど・・・ 

    50年目のラブレターを読んで「万感胸にせまる」

    という言葉を実感した私たちでした。

     

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     うつくしい本をいっぱいのこしてくださって

     ありがとうございます。 

     これからも 詩集を読み続けます。