2月「あったか読書会」より

 

デパートの野菜売り場に“蕗の薹”が並んでいました!

淡緑色の花芽に、早春を感じますね!

 

2月の読書会は、進行役のMさんが風邪のため急遽お休みに…の予定でした…

しかし、F.Oは、のこのこと出かけていき、「あったかるーむ」に着いたとたん「メール見なかったな~!?」と、念のためいらしていたIさんに笑われることとなりました。


というわけで今回は、うっかり来た&念のためいらした、という

“デコボココンビ” でささやかに読書会をひらきました。


              というわけで、いつものリポートを(F.O)


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Oさん

 

もっと、まるです。  mugumogu:著 

             TOKIMEKIパブリッシング

             (角川グループパブリッシング):刊      


YouTubeで二億回再生されたタレント猫、「まる」の本。

たくさんの写真に日常のエピソードが添えられていて、

まるの魅力を存分に味わえる。


まるは2007年生まれのオス猫で、種類はスコティッシュフォールドだ。

丸い顏に、みじかい手足、ずんぐりした胴体。

見た目からしてひょうきんなこの猫は、日常生活さえもユニーク。

箱に入ったり、雨合羽を着たり、洗面台に寝転んだり……。

まったりとした「まる」の姿を見ているだけで、顔がゆるんでしまいます。


著者であり飼い主(同居人)のmugumoguさんは、

ほぼ毎日ブログを更新しています。

http://sisinmaru.blog17.fc2.com/

こちらがそのブログ。

写真についているコメントも見所。簡単な英訳もついているので、

「このコメントが、こんな面白い英語になるなんて!」と驚くことうけあい。


本書に英訳はついていませんが、

まるの知られざる生態、好きな食べ物、箱の入り方など、

ブログでは見られない生活をじっくりと楽しめます。


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Iさん

 

「白石地方の言葉」 片倉信光:著 理楽社:刊


白石地方の方言を、五十音順にならべて解説した、辞書的な一冊。

著者は、もと白石城主、片倉家の十五代目当主だ。

(現在は十六代目が青葉神社の宮司をつとめておられるので、

著者は先代にあたる)。


失われつつある白石の方言を、お殿様みずから編纂された。

細かなニュアンスまで解説されているので、わかりやすく、面白い。


たとえば「キンカン」という言葉がある。これは、耳がキーンとすることを表す。

「ミミ キンカン ナッタデバ」と言えば、

「耳がキーンとして、聞こえなくなったよ」という意味になる。


他にも、「スタ」という言葉がある。

「そんな」という意味だが、これは軽蔑の意味を込めた「そんな」なのである。

「スタモノ」と言えば「そんな(くだらない)もの」という意味になる。

実際に話した時のイントネーションでこそ、見下す感じが伝わりそうだ。


文字では伝わらないことも多いが、読んでいるだけでも面白い。

白石地方に暮らす人々の息遣いまで聞こえてくるような心地がします。

 

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◆「あったか読書会」3月の日程は調整中。 

  決まり次第、お知らせいたします